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	<title>Reading Diary, Maybe</title>
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	<description>たぶん、読書日記</description>
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		<title>「NAVI」最終号</title>
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		<pubDate>Sat, 06 Mar 2010 14:11:55 +0000</pubDate>
		<dc:creator>hiro</dc:creator>
				<category><![CDATA[雑誌]]></category>
		<category><![CDATA[クルマ]]></category>

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		<description><![CDATA[表紙のロゴに「for Sale」と印刷して刷り直しになり、発行が５日遅れたという（NAVI for Sale!｜頑固一徹カズです！）。NAVIらしい出来事と言うべきか。
NAVIを読み始めたのは1995年ごろ。トヨタマー [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<div id="attachment_1390" class="wp-caption alignleft" style="width: 120px"><a href="http://dream.rgr.jp/wp-content/uploads/2010/03/navi201004.jpg" rel="lightbox[1389]"><img src="http://dream.rgr.jp/wp-content/uploads/2010/03/navi201004-110x150.jpg" alt="「NAVI」最終号" title="「NAVI」最終号" width="110" height="150" class="size-thumbnail wp-image-1390" /></a><p class="wp-caption-text">「NAVI」最終号</p></div>
<p>表紙のロゴに「for Sale」と印刷して刷り直しになり、発行が５日遅れたという（<a href="http://minkara.carview.co.jp/userid/360795/blog/17073463/">NAVI for Sale!｜頑固一徹カズです！</a>）。NAVIらしい出来事と言うべきか。</p>
<p>NAVIを読み始めたのは1995年ごろ。トヨタマークIIを買うか、日産セフィーロを買うか迷っていた時だった。価格その他を検討してマークIIを買ったのだけれど、セフィーロの方が評価は高かったと思う。個人的にセフィーロに踏み切れなかったのはその大きさにあった。アメリカ仕様だったので、日本で使うには大きすぎたのだ。</p>
<p>まあ、それはともかく、その当時、鈴木正文編集長時代だったNAVIは面白い雑誌だった。表紙に「フランス核実験反対」と大書したことがあり、それは新左翼の活動家だった過去を持つ鈴木編集長の意向だったのだろうが、普通の自動車雑誌では考えられないことだと思った。車と核実験にどんな関係があるんだ。</p>
<p>最終号には「さよならNAVI」という特集があり、鈴木正文（現ENGINE編集長）や神足裕司、田中康夫、えのきどいちろうら、かつての関係者がインタビューに登場している。鈴木正文は「雑誌は文化」と強調している。「後年の歴史家が今の日本の状況を研究するとして、果たして今のインターネットが素材になり得るのか。一部、資料的価値があるものもあるだろうけど、そもそもどういう形態で残るのか分からない」。</p>
<p>これはその通りだと思う。自分でホームページ作ったり、ブログ書いたりしているから痛感するのだが、電子データというのは保存には向かない。ホームページなんていつ消えてもおかしくないし、改竄もできてしまうから資料としては極めて怪しい。紙に印刷して固定しておかないと、資料にはなりにくいのだ。</p>
<p>神足裕司は鈴木正文に「せっかくものを書くのに、こんなふざけたことを書いちゃいけない」「貴方はお金のために原稿書くんですか」と言われてショックを受けたことを回想している。それをきっかけに「マジメに文章書くのもいいな」と思ったのだそうだ。鈴木正文はダイナミック・セーフティ・テスト（DST）で非常に悪い点数を取った車の会社に乗り込み、「おたくの広告はいらない」と断ったという有名なエピソードもある。ファッションに凝る人だが、基本的に硬派の人なのだと思う。</p>
<p>一方で、インタビュアーの小沢コージは「最近、スズキさん、以前ほど打席に立ってないんじゃない」という、えのきどいちろうの言葉を引き、「誌上反戦運動とか、80～90年代のスズキさんの方が、分かりやすいファイティングポーズをとっていたような…」と指摘している。鈴木正文はNAVIの一時代を築いた人だったが、鈴木正文ひとりの力ではなく、時代の状況やスタッフの力も大きかったのだろう。</p>
<p>それに人の考え方は変わるものだ。当時のスタッフがまた集まったからといって同じような面白い雑誌になる可能性は少ないと思う。鈴木編集長のENGINEにしても、僕はかつてのNAVIのような面白さは感じない。</p>
<p>NAVIの創刊は1984年。僕が読み始めたのは創刊後11年たってからということになる。それ以後、しばらく中断し、車の買い換え時期に合わせてまた買い始めということを繰り返し、今に至る。今乗ってる車はゴルフだが、NAVIを読んでいなかったら、まず買わなかっただろう。日本車が一番優秀と思っていたので輸入車なんて選択肢に入ってこなかったのだ。狭い視野を広げてくれたNAVIには感謝している。</p>
<p>自動車が売れていないから自動車雑誌も売れず、広告も減少している経済状況がNAVIを休刊に追い込んだのだろう。休刊はとても残念だ。</p>
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		<title>「心に響く５つの小さな物語」</title>
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		<pubDate>Sun, 14 Feb 2010 09:58:10 +0000</pubDate>
		<dc:creator>hiro</dc:creator>
				<category><![CDATA[エッセイ]]></category>
		<category><![CDATA[ハードカバー]]></category>

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		<description><![CDATA[知人がTwitterで褒めていたので興味を持ち、amazonのレビューで全員が５つ星を付けていたので読んでみた。あとがきを含めて77ページ。文字が大きく、行間も広い。３行しかないページもあって、10分足らずで読み終わる本 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<div id="attachment_1384" class="wp-caption alignleft" style="width: 114px"><a href="http://dream.rgr.jp/wp-content/uploads/2010/02/kokoro.jpg" rel="lightbox[1383]"><img src="http://dream.rgr.jp/wp-content/uploads/2010/02/kokoro-104x150.jpg" alt="「心に響く５つの小さな物語」" title="「心に響く５つの小さな物語」" width="104" height="150" class="size-thumbnail wp-image-1384" /></a><p class="wp-caption-text">「心に響く５つの小さな物語」</p></div>
<p>知人がTwitterで褒めていたので興味を持ち、amazonのレビューで全員が５つ星を付けていたので読んでみた。あとがきを含めて77ページ。文字が大きく、行間も広い。３行しかないページもあって、10分足らずで読み終わる本である。残念なことに僕の心にはあまり響かなかった。響くか響かないかは人それぞれだから、このタイトルに怒りはしないのだけれど、長い長い物語をいつまでも読んでいたい本好きな人にはお勧めしない。物足りないことこの上ないのである。読書の楽しみとは別のところで成立している本なのだと思う。</p>
<p>人間学を学ぶ月刊誌「致知」に連載されている「小さな人生論」の中から反響の大きかった５編を収録してある。第一話「夢を実現する」はイチローが小学６年の時に書いた作文を引用し、それを解説したもの。プロ野球選手になるために365日中360日を練習にあてているというイチローの作文自体は確かに大したものだが、解説は屋上屋を重ねるようなもので余計だと思う。</p>
<p>このほか、結核にかかった母親が鬼のような存在に変貌する「喜怒哀楽の人間学」、重度脳性マヒの少年が「ごめんなさいね　おかあさん」と綴る詩を紹介した「人生のテーマ」などが収録されている。それぞれに良い話だが、物足りない気分はどうしても消えない。それぞれの題材からもっと長く感動的な話に仕立て上げることも可能なのではないかと思う。この本の作りは例えば、昨年、深い感銘を受けた藤原新也「コスモスの影にはいつも誰かが隠れている」に比べると、題材の深化のさせ方が足りないのだ。</p>
<p>こういう本の存在を否定はしない。忙しい人にも読める分量、小学生にも読める人生論の本は必要だろう。かといって、やっぱり、本好きな人にはお勧めしない。５編ではなく、50編ぐらいあれば、話は違ったのかもしれない。挿絵は片岡鶴太郎が描いている。著者の藤尾秀昭は致知出版社社長。</p>
<p>Wikipediaによれば、「致知」は「一般書店での販売はしておらず、読者に直接届ける定期購読誌」で、主な読者は「稲盛和夫（京セラ名誉会長）、牛尾治朗（ウシオ電機会長）、北尾吉孝（SBIホールディングスCEO）、鍵山秀三郎（イエローハット相談役）など」だそうだ。</p>
<p>【amazon】<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4884748727?ie=UTF8&#038;tag=cinema1987org-22&#038;linkCode=as2&#038;camp=247&#038;creative=7399&#038;creativeASIN=4884748727">心に響く小さな5つの物語</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=cinema1987org-22&#038;l=as2&#038;o=9&#038;a=4884748727" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" /></p>
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		<title>「ミレニアム３　眠れる女と狂卓の騎士」</title>
		<link>http://dream.rgr.jp/archives/1365</link>
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		<pubDate>Sun, 07 Feb 2010 13:56:00 +0000</pubDate>
		<dc:creator>hiro</dc:creator>
				<category><![CDATA[ミステリー]]></category>
		<category><![CDATA[小説]]></category>
		<category><![CDATA[映画化]]></category>

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		<description><![CDATA[買ったのは昨年７月。これがミレニアムシリーズの最後の１冊かと思うと、もったいなくて読む気にならず、昨年12月から読み始めたが、他の本も並行して読んでいたために途中で中断。映画「ミレニアム　ドラゴン・タトゥーの女」を見たこ [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<div id="attachment_1364" class="wp-caption alignleft" style="width: 160px"><a href="http://dream.rgr.jp/wp-content/uploads/2010/02/millenium3.jpg" rel="lightbox[1365]"><img src="http://dream.rgr.jp/wp-content/uploads/2010/02/millenium3-150x106.jpg" alt="「ミレニアム３　眠れる女と狂卓の騎士」" title="「ミレニアム３　眠れる女と狂卓の騎士」" width="150" height="106" class="size-thumbnail wp-image-1364 " /></a><p class="wp-caption-text">「ミレニアム３　眠れる女と狂卓の騎士」</p></div>
<p>買ったのは昨年７月。これがミレニアムシリーズの最後の１冊かと思うと、もったいなくて読む気にならず、昨年12月から読み始めたが、他の本も並行して読んでいたために途中で中断。映画「ミレニアム　ドラゴン・タトゥーの女」を見たことでようやく再開、読み終えた。</p>
<p>第２作<a href="http://dream.rgr.jp/archives/953">「火と戯れる女」</a>のラストから始まる直接的な続編である。第１作の<a href="http://dream.rgr.jp/archives/774">「ドラゴン・タトゥーの女」</a>から少しずつ描かれてきたリスベット・サランデルの過去が第２作ですべて明らかになり、今回は少女時代のリスベットに不当で残虐な仕打ちをした公安警察の一部に対する決着が図られる。下巻の終盤、裁判の場面がこの小説の白眉。主人公ミカエル・ブルクヴィストの妹で弁護士のアニカ・ジャンニーニの弁護の手腕が鮮やかだ。そしてここで強調されるのは第１作の原題でもあった「女を憎む男たち」というテーマ。解説の池上冬樹も引用しているけれども、ミカエルはアニカにこう言う。</p>
<blockquote><p>「だから言ったろ、この裁判にはおまえがうってつけだって。この事件の核心は結局のところ、スパイとか国の秘密組織じゃなくて、よくある女性への暴力とそれを可能にする男どもなんだ」</p></blockquote>
<p>人権派のジャーナリストだった作者のスティーグ・ラーソンらしい言葉だ。ミレニアムシリーズはミステリのいろんな要素を集めたエンタテインメントであるけれども、こうした芯の硬さが作品の魅力になっていると思う。</p>
<p>リスベットは前作の最後で瀕死の重傷を負い、本書の上巻は病院に入院しているのであまり動きがない。リスベットファンとしては残念なのだが、終盤に活躍の場面が用意されている。第２作で行方をくらました金髪の巨人との決着が待っているのだ。</p>
<p>リスベットの妹の動向が分からないという部分は残っているのだけれど、ミレニアムシリーズはこの第３部まででリスベットの話としては完結している。作者が急逝したために予定されていた第４部、第５部は幻となってしまったが、ミステリ史に残る傑作であることは間違いないと思う。</p>
<p>ちなみに映画「ミレニアム　ドラゴン・タトゥーの女」の字幕監修はこの原作の共同翻訳者であるヘレンハルメ美穂が当たっている。この映画のパンフレットにはラーソンの唯一のインタビューが掲載されている。その中でラーソンは「推理小説を読んでいて、苛立つことがあります。それは、主要人物が通常ひとりからふたりに限られていて、しかもその人物の属する社会の外の環境描写に欠けていることです」と語っている。ミレニアムシリーズにさまざまな多くの人物が登場するのはその苛立ちを払拭するためだったのかもしれない。</p>
<p>【amazon】<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4152090480?ie=UTF8&#038;tag=cinema1987org-22&#038;linkCode=as2&#038;camp=247&#038;creative=7399&#038;creativeASIN=4152090480">ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士 上</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=cinema1987org-22&#038;l=as2&#038;o=9&#038;a=4152090480" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" /></p>
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		<title>「ハリウッドではみんな日本人のマネをしている」</title>
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		<pubDate>Wed, 27 Jan 2010 22:38:08 +0000</pubDate>
		<dc:creator>hiro</dc:creator>
				<category><![CDATA[エッセイ]]></category>
		<category><![CDATA[新書]]></category>

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		<description><![CDATA[著者のマックス桐島さんはハリウッド映画のプロデューサーで宮崎県在住。仕事で以前知り合ったので、書店で著者名を見ただけで買った。ハリウッド映画は近年、「仄暗い水の底から」「シャル・ウィ・ダンス」「鉄腕アトム」など日本映画の [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<div id="attachment_1356" class="wp-caption alignleft" style="width: 110px"><a href="http://dream.rgr.jp/wp-content/uploads/2010/01/mane.jpg" rel="lightbox[1357]"><img src="http://dream.rgr.jp/wp-content/uploads/2010/01/mane-100x150.jpg" alt="「ハリウッドではみんな日本人のマネをしている」" title="「ハリウッドではみんな日本人のマネをしている」" width="100" height="150" class="size-thumbnail wp-image-1356 " /></a><p class="wp-caption-text">「ハリウッドではみんな日本人のマネをしている」</p></div>
<p>著者のマックス桐島さんはハリウッド映画のプロデューサーで宮崎県在住。仕事で以前知り合ったので、書店で著者名を見ただけで買った。ハリウッド映画は近年、「仄暗い水の底から」「シャル・ウィ・ダンス」「鉄腕アトム」など日本映画のリメイクや「呪怨」の清水崇など監督の進出が目立ってきたが、映画に限らず、仕事や生活の仕方にも日本文化の影響が出ているという実例を豊富に挙げて説明している。長年、アメリカに住んだ著者でなければ書けない本で、面白く読んだ。</p>
<p>象徴的に取り上げているのはワールド・ベースボール・クラシック（WBC）での日本の連覇。米国内ではあまり関心がないと言われてきたが、ハリウッドではWBCへの注目が高かったのだという。</p>
<blockquote><p>WBC連覇によって、日本人選手の優秀さだけではなく、日本野球のコンセプトそのものが賞賛されたように、これからはハリウッドもコンテンツを買うだけではなくなるだろう。<br />
コンテンツ以上にその根っこにあるコンセプトそのものを吸収する－。そんな時期に来ているのではないか。いわばハリウッドの「日本化」だ。その流れは、すでにかなり大きなものになっている。</p></blockquote>
<p>そこから取り上げられている実例はハリウッドでの日本人スタッフの優秀さから始まって、エンタメやアフター５の飲みニケーション、喫茶店、デパ地下、お土産、土足厳禁、自動販売機、温水洗浄式便座、武道、謙譲の美徳など文化、ライフスタイル、精神などのさまざまなものに及ぶ。著者の知り合いの実例もあるからすべてが広範囲とは言えないにしても、これほど日本文化が評価されていることにはやはり驚く。</p>
<p>日本人としては日本文化の利点が理解されて嬉しい限りだが、ちょっとひいき目に見ている部分もあるだろう。文化が伝わる際にはその国の実情に合わせて伝わることが多いからだ。タイトルにはマネとあるが、良いものを積極的に取り入れることはマネではなく、さらに良くしたいという思いがあるからだと思う。ハリウッドが世界最大の夢の生産基地であることは今も変わらないし、さらに面白いものを作ろうとして日本に限らずさまざまな国の映画を取り入れるのは企画の貧困さだけからきているものではないだろう。</p>
<p>それに文化の吸収は日本が得意としてきたもの。アメリカへの日本の影響よりも日本へのアメリカの影響の方が今でもずっと大きいだろう。アメリカが日本文化やライフスタイルに興味を示していることは相互理解が深まることでもあるから悪いことではないけれど、今、日本やアメリカが相互理解に努めた方がいいのはイスラム圏の国々ではないかとも思う。</p>
<p>【amazon】<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4062726181?ie=UTF8&#038;tag=cinema1987org-22&#038;linkCode=as2&#038;camp=247&#038;creative=7399&#038;creativeASIN=4062726181">ハリウッドではみんな日本人のマネをしている (講談社プラスアルファ新書)</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=cinema1987org-22&#038;l=as2&#038;o=9&#038;a=4062726181" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" /></p>
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		<title>「間違いだらけのエコカー選び」</title>
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		<pubDate>Wed, 06 Jan 2010 11:07:11 +0000</pubDate>
		<dc:creator>hiro</dc:creator>
				<category><![CDATA[評論]]></category>
		<category><![CDATA[クルマ]]></category>

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		<description><![CDATA[徳大寺有恒の「間違いだらけのクルマ選び」シリーズは毎年買っていた。年２冊刊行になってからも毎回買い、その影響で自動車雑誌のNAVIも購読するようになった（NAVIが４月号で休刊になるのはとても残念だ）。今回の出版社は以前 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<div id="attachment_1349" class="wp-caption alignleft" style="width: 113px"><a href="http://dream.rgr.jp/wp-content/uploads/2010/01/ecocar.jpg" rel="lightbox[1348]"><img class="size-thumbnail wp-image-1349 " title="「間違いだらけのエコカー選び」" src="http://dream.rgr.jp/wp-content/uploads/2010/01/ecocar-103x150.jpg" alt="「間違いだらけのエコカー選び」" width="103" height="150" /></a><p class="wp-caption-text">「間違いだらけのエコカー選び」</p></div>
<p>徳大寺有恒の「間違いだらけのクルマ選び」シリーズは毎年買っていた。年２冊刊行になってからも毎回買い、その影響で自動車雑誌のNAVIも購読するようになった（NAVIが４月号で休刊になるのはとても残念だ）。今回の出版社は以前の草思社ではなく、海竜社。草思社が昨年、民事再生法の適用を申請したことも影響しているのだろう。</p>
<p>エコカーと言えば、プリウスやインサイトなどのハイブリッドカーが思い浮かぶが、著者の主張はハイブリッドだけがエコカーではないということ。フォルクスワーゲンなどヨーロッパの自動車会社がディーゼルを含めた内燃機関のクルマの燃費を向上させているのに比べて日本のメーカーが内燃機関をないがしろにしている現状を批判している。ガソリンの高騰で一気にハイブリッドへの注目が集まったけれど、内燃機関のクルマが姿を消すのはまだ10年以上先であるとの見方がその根底にある。</p>
<p>著者はハイブリッドカーの弱点としてコストと重量を挙げる。限界は「従来のガソリンエンジン車の効率の悪い領域を、あくまでカバーしているに過ぎない」こと。すべての車種にハイブリッドを適用するのは難しいし、ガソリンがなくては走らないハイブリッドはガソリンエンジン車に完全に置き換わるものでもないのだ。あくまでつなぎであり、エコカーの一つにすぎない。</p>
<p>本書の前半はそうした著者の主張で、後半は「厳選エコカー30台徹底批評」。以前の本と同じような構成である。興味を持ったのは最後の批評に出てくるテスラ・モデルS。これはカリフォルニアに本拠を置くベンチャー企業のテスラ社が発売を予定している電気自動車。航続距離が短いのが電気自動車の欠点だが、このモデルSは最高480キロ走れるという。これは三菱i-MiEVの３倍だ。</p>
<p>同じテスラ社のロードスターはは501キロの世界記録を持っているという。0-100キロ加速は４秒前後でスポーツカーとしても優れた能力を持つ。従来の電気自動車の弱点を克服したクルマらしい。なぜ、そんなことが可能なのかという点は本書には書かれていないが、そうした次世代のクルマが出て来たことは喜ぶべきなのだろう。</p>
<p>本書はあくまで総論的な書き方で、ちょっと詳しさが足りず、物足りない思いも残る。普段、自動車雑誌を読んでいる人には目新しい部分は少ないかも知れない。しかし、エコカーの現在をよく知るには格好のテキストだと思う。</p>
<p>【amazon】<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4759311033?ie=UTF8&#038;tag=cinema1987org-22&#038;linkCode=as2&#038;camp=247&#038;creative=7399&#038;creativeASIN=4759311033">間違いだらけのエコカー選び</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=cinema1987org-22&#038;l=as2&#038;o=9&#038;a=4759311033" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" /></p>
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		<title>「しがみつかない生き方」</title>
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		<pubDate>Fri, 11 Dec 2009 15:13:28 +0000</pubDate>
		<dc:creator>hiro</dc:creator>
				<category><![CDATA[エッセイ]]></category>
		<category><![CDATA[新書]]></category>

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		<description><![CDATA[オリコンスタイルの「2009年年間本ランキング」で総合13位、新書では２位に入っている。38万7797部売れたのだそうだ。内容は軽い読み物、エッセイという感じだが、精神科医の立場・経験から世間一般の考え方に異議を呈し、一 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<div id="attachment_1341" class="wp-caption alignleft" style="width: 103px"><a href="http://dream.rgr.jp/wp-content/uploads/2009/12/sigamitukanai.jpg" rel="lightbox[1340]"><img class="size-thumbnail wp-image-1341" title="「しがみつかない生き方」" src="http://dream.rgr.jp/wp-content/uploads/2009/12/sigamitukanai-93x150.jpg" alt="「しがみつかない生き方」" width="93" height="150" /></a><p class="wp-caption-text">「しがみつかない生き方」</p></div>
<p>オリコンスタイルの「2009年年間本ランキング」で総合13位、新書では２位に入っている。38万7797部売れたのだそうだ。内容は軽い読み物、エッセイという感じだが、精神科医の立場・経験から世間一般の考え方に異議を呈し、一つの価値観に縛られない生き方を求める視点は面白い。欲を言えば、もう少し掘り下げた内容、示唆が欲しいところだ。内容が分かりやすいので売れているのだろうか。著者の香山リカは今年はこの１冊だけだったが、昨年は９冊、一昨年は６冊と著書の刊行ペースが凄い。</p>
<p>サブタイトルは「『普通の幸せ』を手に入れる10のルール」。そのルールが10章にわたって書かれている。目次を見れば、この本の内容は分かる。第１章「恋愛にすべてを捧げない」第２章「自慢・自己PRをしない」第３章「すぐに白黒つけない」第４章「老・病・死で落ち込まない」第５章「すぐに水に流さない」第６章「仕事に夢を求めない」第７章「子どもにしがみつかない」第８章「お金にしがみつかない」第９章「生まれた意味を問わない」第10章「＜勝間和代＞を目指さない」。</p>
<p>第１章では演劇にのめり込み、エネルギーに満ちた女性がいいかげんな恋人を持ったことで精神的な病気になっていったのを例に挙げている。メールを出しても返事をくれない、親に紹介したいと言うと、「冗談じゃない」と言う男。彼女はこれによって「食事がまったく喉を通らず、朝起きれない」「こんな毎日ならもう消えた方がいいかも」と言うようになる。恋愛がうまくいかないことで、自信を喪失していく女性は「運やタイミング、賭けの要素も大きい恋愛のような経験があまりなく、『努力すればした分だけの成果、評価が得られる』という勉強や仕事の世界にどっぷり浸かっていた人」に多いのだそうだ。</p>
<p>著者のアドバイスは極めて当たり前のことで、「恋愛でつまづいても、すぐに『すべては無意味』と思わない。『私は寂しい』と決めつけない」ということである。著者も指摘しているが、テレビや雑誌で毎日おびただしい量の恋愛ものに触れていると、「恋愛がすべて」と思ってしまう女性が生まれることになるのだろう。</p>
<p>第10章の「＜勝間和代＞を目指さない」は最近、新聞や雑誌で取り上げられている。「競争社会の成功者」であるアナリストの勝間和代の著書（ここでは主に「断る力」）に疑義を呈し、勝間和代のように殺到する仕事の依頼を断る力よりも仕事の依頼がなく「耐える力」を必要としている人が多いという指摘はもっともだ。すべての人が勝間和代の本を読んで成功者になれるわけがない。なれない人の方が圧倒的に多いだろう。</p>
<blockquote><p>
病院での経験から私が気づいたように、人生が思い通りに展開していない人の多くは努力が足りないわけではなくて病気になったり勤めた会社が倒産したり、という“不運な人”なのだ。たとえ、努力不足が挫折や失敗の原因であったとしても、丹念にその人生を振り返ると、そもそも家庭環境などに恵まれず、努力しようにもできる環境になかった、という場合が多い。そして、依頼殺到の人気者の側にいるか、誰からも相手にされない絶望や孤独の側にいるかは、本当に“紙一重”だと私は思う。
</p></blockquote>
<p>努力すれば夢はかなう場合もあるけれど、どんなに努力しても夢を実現できないケースもある。アメリカ映画によくあるアメリカン・ドリームにしても、ごく一部の成功の事例が普遍化することはあり得ないのだ。競争社会においてそういう夢を実現するケースを夢として持つことも必要だけれど、現実は厳しい。著者のスタンスは成功者になれなかった人の立場にあり、その方が僕には好ましいと思える。</p>
<p>勝間和代はTwitterで「ちなみに私は、@kohmi（広瀬香美）とも会話になりませんが、香山リカさんとも会話がすれ違って、困ります」とつぶやいていた。当然だろうなと思う。</p>
<p>【amazon】<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4344981324?ie=UTF8&#038;tag=cinema1987org-22&#038;linkCode=as2&#038;camp=247&#038;creative=7399&#038;creativeASIN=4344981324">しがみつかない生き方―「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール (幻冬舎新書)</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=cinema1987org-22&#038;l=as2&#038;o=9&#038;a=4344981324" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" /></p>
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		<title>「Twitter社会論」</title>
		<link>http://dream.rgr.jp/archives/1331</link>
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		<pubDate>Thu, 19 Nov 2009 23:12:31 +0000</pubDate>
		<dc:creator>hiro</dc:creator>
				<category><![CDATA[評論]]></category>
		<category><![CDATA[新書]]></category>

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		<description><![CDATA[ネット通販でワンクリック購入のシステムがあるのは購入手続きの途中でユーザーが冷静になるのを防ぎ、購入意欲をなくさせないためという記述になるほどと思った。購入までに確認画面が何度もあると、やっぱり買わなくてもいいかと思い、 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<div id="attachment_1332" class="wp-caption alignleft" style="width: 100px"><a href="http://dream.rgr.jp/wp-content/uploads/2009/11/twittershakairon.jpg" rel="lightbox[1331]"><img class="size-thumbnail wp-image-1332" title="「Twitter社会論」" src="http://dream.rgr.jp/wp-content/uploads/2009/11/twittershakairon-90x150.jpg" alt="「Twitter社会論」" width="90" height="150" /></a><p class="wp-caption-text">「Twitter社会論」</p></div>
<p>ネット通販でワンクリック購入のシステムがあるのは購入手続きの途中でユーザーが冷静になるのを防ぎ、購入意欲をなくさせないためという記述になるほどと思った。購入までに確認画面が何度もあると、やっぱり買わなくてもいいかと思い、買うのをやめた経験が僕にもある。逆にワンクリックで購入して早まったかと思った事も何度もある。「ネット通販は、購入までの確認画面を１つ挟むたびに購入率が落ちていく」のだそうだ。これはデル・コンピュータがTwitterで300万ドルの売り上げを達成したということに関連して言及されている。Twitterでつぶやきを読んでいる時にコンピュータ購入のお得な情報を見ると、ユーザーは購入意欲が高まるものらしい。</p>
<p>本書は140文字のつぶやきのシステムが社会にどんな影響を与えているかを初期からのTwitterユーザーの立場から考察した本だ。スタートから発展、さまざまな使い方、企業・団体の利用などのTwitterに関する事象をコンパクトにまとめた好著。Twitterの全貌を知るのに役立つ本だと思う。</p>
<p>「いまなにしてる？」という問いに対して答えることに何の意味があるのか。Twitterを始めるまでは何の意味もないと思っていたし、今も「おはようございます」だの「おやすみなさい」だの「○○○なう」などというつぶやきはその人の知り合い以外には何の意味もないと思う。</p>
<p>しかし、著者の津田大介が指摘しているようにTwitterの最も強力な機能はそのリアルタイム性にある。今起きていること、自分が目撃していること、体験していることをどこからでも即座に投稿できる。これが事件・事故やイベントの実況に威力を発揮するのだ。Twitterの最も有効な機能はこれに尽きると思う。もちろん、ブログだってどこからでも投稿できるが、たった一言のブログなんてブログの意味をなさない。140文字のブログなんて読みたくないし、つぶやきを掲載するシステムとしてはブログは大げさすぎるのだ。Twitterは元々そういう簡易なものだから許される。</p>
<p>このほか著者が挙げているTwitterの特徴は(1)RT（リツイート）による強力な伝播力(2)オープン性(3)ゆるい空気感(4)属人性－の４つ。あとの３つは付け足しみたいなものだろう。Twitterの開発者が当初からリアルタイム性を考慮していたかどうかは分からないが、Twitterの魅力がリアルタイム性と伝播力にあることは間違いないだろう。イベントの実況は著者が本格的に始めたので「tsudaる」と言われる。あるシステムをどう使うかを見つけていくのはユーザーであり、そうしたいろいろな使い方ができる緩やかなシステムであることがTwitterの普及に役立っている側面は否定できないだろう。</p>
<p>Twitterの問いかけは11月20日から「いまどうしてる？」に変わった。英語版では「What&#8217;s happening?」なのだから、「いま何が起きてる？」と訳しても良かったし、その方がリアルタイム性を表しているのではないかと思う。まあ、大多数を占める個人のつぶやきで「何が起きてる？」という訳は合わないのかもしれない。</p>
<p>【amazon】<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4862484824?ie=UTF8&#038;tag=cinema1987org-22&#038;linkCode=as2&#038;camp=247&#038;creative=7399&#038;creativeASIN=4862484824">Twitter社会論 ~新たなリアルタイム・ウェブの潮流 (新書y)</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=cinema1987org-22&#038;l=as2&#038;o=9&#038;a=4862484824" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" /></p>
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		<title>「オッド・トーマスの受難」</title>
		<link>http://dream.rgr.jp/archives/1322</link>
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		<pubDate>Sat, 14 Nov 2009 01:37:16 +0000</pubDate>
		<dc:creator>hiro</dc:creator>
				<category><![CDATA[サスペンス]]></category>
		<category><![CDATA[ホラー]]></category>
		<category><![CDATA[小説]]></category>
		<category><![CDATA[文庫]]></category>

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		<description><![CDATA[ディーン・クーンツの、霊が見える青年オッド・トーマスを主人公にしたシリーズ第２作。第１作「オッド・トーマスの霊感」の解説で瀬名秀明が「ストレートなプロットが採用されているため意外性に乏しく、心の傷が癒えないオッドの語り口 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<div id="attachment_1323" class="wp-caption alignleft" style="width: 110px"><a href="http://dream.rgr.jp/wp-content/uploads/2009/11/foreverodd.jpg" rel="lightbox[1322]"><img class="size-thumbnail wp-image-1323" title="「オッド・トーマスの受難」" src="http://dream.rgr.jp/wp-content/uploads/2009/11/foreverodd-100x150.jpg" alt="「オッド・トーマスの受難」" width="100" height="150" /></a><p class="wp-caption-text">「オッド・トーマスの受難」</p></div>
<p>ディーン・クーンツの、霊が見える青年オッド・トーマスを主人公にしたシリーズ第２作。第１作<a href="../archives/618">「オッド・トーマスの霊感」</a>の解説で瀬名秀明が「ストレートなプロットが採用されているため意外性に乏しく、心の傷が癒えないオッドの語り口もユーモアに欠け、一本調子だ。まるで二作目の悪いところが出てしまった新人作家のようである」と書いていたので、それほど期待せずに読み始めた。確かにストレートな話だし、１作目で深く心に残ったひどい両親の描写もなく、１作目ほどの完成度はないのだけれど、そこらの小説よりはよほど面白い。ステップアップするらしい３作目を読むためにも読み逃してはいけない作品だと思う。</p>
<p>オッドの親友ダニー・ジェサップの義父が殺され、ダニーが何者かに拉致される。ダニーは骨形成不全症で骨が極端に脆い。拉致は刑務所を出たばかりの嫉妬深い父親サイモン・メイクピースの仕業と思われたが、オッドがダニーの行方を捜しているうちに正体不明の邪悪な犯人の仕業であることが分かる。オッドは霊的磁力を駆使してダニーの居場所を突き止め、廃墟のホテルで犯人たちと対決する。</p>
<p>この小説で心引かれるのはクーンツのキャラクター描写だ。椅子に固定され爆弾を仕掛けられたダニーを見つけたオッドとダニーの会話。</p>
<blockquote><p>ダニーは首を横に振った。「おれのために君を死なせたくない」<br />
「じゃあ、ぼくはだれのために死ねばいい？　見ず知らずの他人のためにか？　そんなことしてなんになる？　彼女はだれなんだ」<br />
彼はいかにも自嘲的なうなり声を発した。「おれがろくでもない負け犬だってことがばれちまう」<br />
「きもは負け犬じゃない。きみは変人で、ぼくも変人だけど、どちらも負け犬じゃない」</p></blockquote>
<p>彼女とは犯人グループのボスであるダチュラのこと。邪悪なダチュラはこう描写される。「神話のなかでは、サキュバスというのは美しい女性の姿をした悪魔で、男とセックスをしてその魂を奪うとされている。ダチュラの顔も身体も、まさにそんな淫魔を絵に描いたようだった」。そしてダチュラの狙いはオッドの霊的能力にあった。</p>
<p>クーンツという作家はモダンホラーから出発した人なので、スティーブン・キングと同タイプの作家という認識を持っていた。このシリーズを読むと、キングとクーンツのはっきりとした違いが分かる。少なくともこのシリーズはオッドという主人公とそれを取り巻く警察署長のワイアット・ポーターや作家のリトル・オジー、ダイナーの店主テリ・スタンボーらがしっかりと描写されていて、そこに物語の深みが生まれているのだ。３作目でオッドはこうした理解者のいるピコ・ムンドの町を離れるらしい。どういう展開になるのか楽しみだ。</p>
<p>【amazon】<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4150412065?ie=UTF8&#038;tag=cinema1987org-22&#038;linkCode=as2&#038;camp=247&#038;creative=7399&#038;creativeASIN=4150412065">オッド・トーマスの受難 (ハヤカワ文庫 NV )</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=cinema1987org-22&#038;l=as2&#038;o=9&#038;a=4150412065" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" /></p>
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		<title>「私の中のあなた」</title>
		<link>http://dream.rgr.jp/archives/1317</link>
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		<pubDate>Sun, 01 Nov 2009 22:26:02 +0000</pubDate>
		<dc:creator>hiro</dc:creator>
				<category><![CDATA[小説]]></category>
		<category><![CDATA[映画化]]></category>

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		<description><![CDATA[読んだ動機が映画（感想は「私の中のあなた」: Sorry, Wrong Access）との結末の違いを確認するためだったので、あまり良い読み方とは言えない。ほとんど映画と同じ話なので、家族愛ものとしてよくまとまっていると [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<div id="attachment_1318" class="wp-caption alignleft" style="width: 160px"><a href="http://dream.rgr.jp/wp-content/uploads/2009/11/mysisterskeeper.jpg" rel="lightbox[1317]"><img class="size-thumbnail wp-image-1318" title="「私の中のあなた」" src="http://dream.rgr.jp/wp-content/uploads/2009/11/mysisterskeeper-150x109.jpg" alt="「私の中のあなた」" width="150" height="109" /></a><p class="wp-caption-text">「私の中のあなた」</p></div>
<p>読んだ動機が映画（感想は<a href="http://sundance.txt-nifty.com/blog/2009/10/post-c0d3.html">「私の中のあなた」: Sorry, Wrong Access</a>）との結末の違いを確認するためだったので、あまり良い読み方とは言えない。ほとんど映画と同じ話なので、家族愛ものとしてよくまとまっているというぐらいの感想しか出てこない。しかし問題の結末は驚いた。こういう展開にするとは思わなかった。原題の「My Sister&#8217;s Keeper」、邦題の「私の中のあなた」に合いすぎる内容なのだ。合いすぎて厳しすぎて不快に思う人もいるのではないか。これを短編でやられたら、本を投げ捨てるだろう。映画にも向かなかったと思う。結末を変えて映画は正解だった。</p>
<p>同時にこれは遺伝子操作で出産するデザイナー・ベイビーに対する作者のジョディ・ピコーの考え方を表したものでもあると思う。映画があいまいに終わらせていた部分をはっきり描いているのだ。姉のドナーとして妹を出産するということが是か非か、それが浮き彫りになる。</p>
<p>映画とは登場人物の設定などに細かい違いがある。一番の違いはアナの弁護士キャンベルの元恋人で訴訟後見人のジュリアが出てくること。キャンベルとジュリアの高校時代からの関係がキャンベルの病気を絡めて描かれる。キャンベルは高校時代、突然、ジュリアを捨てる。事故によって病気になったキャンベルは両親にもそれを隠していたのだ。それが映画でも描かれた裁判の中での発作で周囲に明らかになり、キャンベルとジュリアは復縁を果たす。</p>
<blockquote><p>「それともうひとつ、今度はあなたがわたしと別れるんじゃない。わたしがあなたと別れるのよ」<br />
その言葉はぼくの気持ちをさらに落ち込ませる。傷ついた顔を見せまいとするが、今はそのエネルギーの持ち合わせがない。「だったら、もう行ってくれ」<br />
ジュリアは僕に寄り添って言う。「ええ、そうする。あと50年か60年経ったらね」</p></blockquote>
<p>ただ、これは本筋にあまり絡まない部分なので映画で省略しても差し支えないだろう。こういう部分まで描いていたら、映画は長くなりすぎるし、焦点もぼけたかもしれない。</p>
<p>映画で印象的だったケイトとテイラーの短い恋のエピソードは40ページ足らずしかなく、本と映画との描こうとしたものの違いがよく分かる。映画の主人公はあくまでもケイトなのだ。登場人物のそれぞれの視点から物語を語る手法は映画で序盤に使われていたが、小説はこれで統一されている。ケイトの視点はエピローグにしか登場しない。映画はテーマを突き詰めず、家族愛・難病ものにしてしまっているのが欠点だが、この原作の映画化として、まとめ方はそれしかなかったのだろうなと思う。</p>
<p>【amazon】<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4150412030?ie=UTF8&#038;tag=cinema1987org-22&#038;linkCode=as2&#038;camp=247&#038;creative=7399&#038;creativeASIN=4150412030">私の中のあなた 上 (ハヤカワ文庫NV)</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=cinema1987org-22&#038;l=as2&#038;o=9&#038;a=4150412030" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" /></p>
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		<title>「ヒトは脳から太る」</title>
		<link>http://dream.rgr.jp/archives/1309</link>
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		<pubDate>Tue, 27 Oct 2009 11:57:26 +0000</pubDate>
		<dc:creator>hiro</dc:creator>
				<category><![CDATA[科学]]></category>
		<category><![CDATA[ダイエット]]></category>
		<category><![CDATA[新書]]></category>

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		<description><![CDATA[早食いはなぜ肥満につながるのか。僕は早く食べることによって血糖値が上がる前に量を食べすぎるためと思っていた。人は血糖値が上がることによって満腹感を感じる仕組みになっているからだ。たいていのダイエット本にもそう書いてある。 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<div id="attachment_1310" class="wp-caption alignleft" style="width: 103px"><a href="http://dream.rgr.jp/wp-content/uploads/2009/10/noukara.jpg" rel="lightbox[1309]"><img class="size-thumbnail wp-image-1310" title="「ヒトは脳から太る」" src="http://dream.rgr.jp/wp-content/uploads/2009/10/noukara-93x150.jpg" alt="「ヒトは脳から太る」" width="93" height="150" /></a><p class="wp-caption-text">「ヒトは脳から太る」</p></div>
<p>早食いはなぜ肥満につながるのか。僕は早く食べることによって血糖値が上がる前に量を食べすぎるためと思っていた。人は血糖値が上がることによって満腹感を感じる仕組みになっているからだ。たいていのダイエット本にもそう書いてある。この考え方なら、一定量を食べる限り、早く食べても遅く食べても太り方は同じはずだ。</p>
<p>ところが、本書には「摂食量を同じにしても早食いの方が肥満傾向にある」と書いてある。なぜか。「早食いのときは、脳内にドーパミンやオレキシンが活発に分泌されて、体は貪欲にカロリーを取り込み、ため込むモードになって」いるからだそうだ。</p>
<p>これを裏付けるものとして、成人男子に糖尿病検査で使われる糖負荷テスト用の糖質液を飲んでもらう実験を紹介している。１回目は速やかに血糖値が上昇したが、２回目の上昇は１回目の半分、３回目には上昇しなかったという。被験者はこのブドウ糖液を飲むのが嫌になったのだそうだ。</p>
<blockquote><p>糖の吸収はおいしいとか飲みたいといった前向きの気持ちがあるかないかで大きな影響を受けるということです。まずいな、いやだなと思いながら食事をするとカロリー吸収は抑えられるが、おいしそう、食べたいな、という前向きの気持ちで食べると、体はそれに反応して、積極的に吸収しようとするのです。</p></blockquote>
<p>もう一つ、太らないためにはものを良く噛んで食べることが推奨される。これも血糖値の上昇速度と絡めて説明されることが多いが、この本はラットでの実験から「唾液や水分でドロドロになったものは、固形物のまざったつぶつぶのものよりも、飲み込んだあとは血糖値の上昇が小さい」としている。消化管は固形状のものが入ってくると、頑張って消化吸収しようとするのだという。</p>
<p>同じ量、カロリーのものを食べてもドロドロの状態の方が吸収は少ないという意外な結論だ。普通、よく噛むのは消化吸収を助けるためと言われるが、それとはまったく逆の結論なのである。だからカロリーを吸収しにくくするためには良く噛んでドロドロの状態にしてから飲み込んだ方がいいというわけ。</p>
<p>この２つの指摘が僕には面白かった。本書のサブタイトルは「人間だけに仕組まれた“第２の食欲”とは」。お腹いっぱいなのにデザートを食べてしまう別腹の説明など前半は脳と食欲の関係が中心、後半はダイエットに必要な知識と食全般について書いてある。具体的なダイエット法はないが、朝バナナダイエットのようにこうすれば痩せると決めつけるようなダイエット法がいかに間違っているかがよく分かる本である。ダイエットに関心のある人は読んでおいて損はない。</p>
<p>著者の山本隆は畿央大学大学院健康科学研究科教授。</p>
<p>【amazon】<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4413042522?ie=UTF8&#038;tag=cinema1987org-22&#038;linkCode=as2&#038;camp=247&#038;creative=7399&#038;creativeASIN=4413042522">ヒトは脳から太る (青春新書)</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=cinema1987org-22&#038;l=as2&#038;o=9&#038;a=4413042522" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" /></p>
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